DYNAUDIOは新たなConfidenceシリーズをリリースしました。
(Confidence 20)
第三世代Confidenceのエッセンスに満ちたコンパクトなスタンドマウント・モデルです。ここにはディナウディオ最新の次世代技術が凝縮されています。
トゥイーターは新しく開発されたEsotar3。伝統の28mmファブリック・ドームにエンボス状のインナードームHexisを搭載し、振動板の背後に配置することで背面の気流を最適な状態にコントロールします。またバック・キャビティも拡大し、滑らかなレスポンスを確実なものとしました。
ウーファーは18cmMSPコーン。Neo Tecと呼ばれるやはり新開発のユニットです。磁気回路には強力ネオジウム・マグネットを搭載し、ボイスコイルのボビンには3層のグラスファイバーを新たに採用して飛躍的に剛性を高めています。またここでもエアフローの最適化を図り、フレームやヨークの形状ひとつひとつに入念な解析を施しました。
キャビネットは従来から大幅な変更を行い、全く異なったコンセプトで作り変えられました。ことにバッフルはドライバー・ユニットのロードを兼ねた複雑な形状を備え、特殊合成樹脂Compex製を精密な加工で仕上げています。ユニットはいずれもこのバッフルに取り付けられ、不要振動から遮断される構造です。
バスレフポートはディナウディオとして初めてのダウン・ファイアリング方式。キャビネット底部のフレアに2つのポートで導かれ、エアフローをコントロールします。トッププレート付きの専用スタンドに乗せることで、その威力を損なうこともありません。
(Confidence 30)
ミドルサイズのスリムなフロアスタンド・モデルです。使用される室内のボリュームやキャビネットの内容積を計算に入れてミッドレンジを1基に留めながら、ダブルウーファーの3ウェイ構成を確保しています。そしてこのシリーズで初めて開発されたDDCレンズも採用されました。
パラレル駆動のユニットに指向性制御を加えて天井や床からの反射を回避するDDCテクノロジーに代わって、このシリーズで初めて開発されたDDCレンズ。バッフルやキャビネットの形状、ユニットの取り付け位置などを精密に解析することで、音波をビームのように絞り込むテクノロジーをディナウディオではこう名付けました。従来2基ずつ必要であったトゥイーターも1基だけで機能します。
トゥイーターはEsotar3。Esotar2を全面的にリニューアルし、振動板背後にHexisと呼ぶインナードームを配置して背圧を制御します。またバック・キャビティの容積も拡大し、レスポンスを極めて平坦なものとしました。
ミッドレンジは伝統のMSPコーンによる15cmタイプ。Horizenと呼ばれる新しいエッジの採用で共振モードを減少させ、振動板の実効面積を拡大しています。また背後のバスケットにも軽量で有機的な設計を取り入れ、気流を改善しながら堅牢性と安定性を高めました。
ウーファーは18cmMSPコーンのNeo Tec。マグネットをネオジウムとし、ミッドレンジとのバランスも整えたダブル構成としています。
キャビネットはダウン・ファイアリング型のバスレフ方式で。底部にはスチール製のベースプレートを装着し、シリコン製ディフューザーを介して放出された音波を適確に放散します。設置状況によるポートと反射面との距離の変化がないため、常に安定した再生が可能です。
(Confidence 50)
Confidenceシリーズの標準的な存在となる3ウェイ・フロアスタンド・モデルです。ウーファーだけでなくミッドレンジもダブルで搭載。ニューテクノロジーDDCレンズを最も典型的な形で表現しています。
DDC(ディナウディオ・ディレクティビティ・コントロール)は、パラレル動作する2基のドライバー・ユニットに特殊なフィルタリングを適用し、上下方向の指向性に制御を与えることで天井や床からの反射を回避する独自の技術です。1999年のEvidnce Masterで初めて搭載され、以来ディナウディオの基幹技術として多くのモデルに採用されてきました。
DDCレンズはこのコンセプトを引き継ぎ、フィルタリングではなくバッフルやキャビネットの形状、ユニットの取り付け位置などを精密に解析することで、DDCと同じように指向性の制御を可能とした新しい機構です。音波をビーム状に絞り反射音を回避することから、DDCレンズと名付けられています。ユニットのパラレル駆動を前提としてはいないため、トゥイーターは1基としました。
Confidence 50ではEsotar3トゥイーターを中央に、Horizenエッジ搭載の15cmミッドレンジとNeo Tec18cmウーファー各2基を上下対称に配置しています。ウーファーのボイスコイルに銅線を使用し、質量を高めて低域共振周波数を下げていることもポイントです。
取り付けは特殊合成樹脂Compexによるバッフルに全てのユニットをマウント。その複雑な形状はユニットのロードも兼ね、DDCレンズの中核的な役割を果たして指向性を適確にコントロールしています。
キャビネットはダイン・ファイアリングのバスレフ型。底部にはスチール製のベースプレートを備え、2ポート方式のダクトからディフューザーを通じて放出された低域の音波を2方向へ拡散する仕組みです。またスパイクにはカバーが装着され、床などを傷つけない安全なセッティングを可能としています。
シリーズ最大の威容を誇る大口径フロアスタンド・モデルです。指向性コントロールの新機構DDCレンズを採用し、大型サイズでありながら室内の反射による影響を回避してその再現力を遺憾なく発揮することが可能です。
トゥイーターはこのシリーズで開発されたEsotar3。28mmファブリック・ドームの背後にインナードームHexisを装備し、背圧を制御して最適なエアフローを獲得しています。またバック・キャビティも容積を増し、振動板の動作に余裕を与えていっそう滑らかなレスポンスを実現しました。
ミッドレンジはエッジにHorizenと呼ぶ新たなパーツを採用。共振を目覚ましく減少させ、15cmMSPコーンの動作をより正確なものとします。また振動板の実効面積も拡大しました。さらにバスケットにも新コンセプトの設計を導入し、堅牢性と安定性を維持しながらエアフローを最適化しています。
ウーファーはNeo Tecと呼ばれる新ユニットです。サイズに合わせて口径は23cmと大型化しました。マグネットはネオジウムとし、ボビンは剛性に富んだ3層グラスファイバー。3ウェイであるため低域だけに特化できることを考慮し、ボイスコイルには銅線を採用して質量を高めています。マスを高めることで低域共振周波数を下げ、より深い低音の再現を可能としました。また振動板もスタンドマウント型のそれに比べてわずかに厚みを増し、振動系全体のマスを高めて剛性の強化を図っています。
ユニットは全てCompex製のバッフルにマウントされ、その形状と位置関係によってビーム状の音波を形成し指向性を制御します。これによって室内の反射を大幅に回避することが可能となり、設置条件に左右されることなく最適な音質を得ることが可能となっています。DDCレンズの効果です。
キャビネットは下向きに低音を放出するダウン・ファイアリング方式バスレフ型。底部にスチール製のベースプレートを装着し、放出された音波を2方向へ拡散します。またスパイクにはカバーが付けられ、床を傷めることなく安全な設置を約束します。