Durability
お気づきのように、我々は最も信頼性のあるコンシューマー製品のメーカーよりも少しだけ余計に製品に気を配っています。それが我々のスピーカーが真に信頼性の高い理由です。
穏やかな気象条件では、スカンデルボルグでのように高信頼な車もスピーカーも必要とはされせん。我々デンマーク人が品質に多大な投資をする大きな理由のひとつはそこにあります。
ユニットを戸外に放置したとします。そうしなければならないとしてです。ボイスコイルは、理論的には雷の一撃にも耐えるはずです(残念ながら我々はまだ実際に試してはいません。実験に協力してくれる雷を見つけるのは極めて難しいことです)。長年の使用ないし誤使用の後でさえ、スピーカーは真実の正当な道筋から外れることはありません。髮の毛一筋ほどでさえも。
長持の秘訣
ディナウディオのトゥイーターは独自のマグナフラックス冷却システムを備えています。ボイスコイルから発した熱が、磁性流体を通じて磁気回路に拡散される仕組みです。例えばD-28は、その優れた性能で伝説となってきました。そして17年以上の長きにわたって生産が続けられています。
ディナウディオのボイスコイルは、巻線がひとつの堅い塊として再形成されるまで圧縮伸長するという方法で処理されています。こうして極度に高信頼で安定したボイスコイルが作られるのです。歪みやその他ボイスコイル一般に付随する諸問題とは無縁のコイルです。またウーファーはにかわと熱硬化接着によるハイグレードなSBRエッジによって、高度なパワー・ハンドリングと半永久的な耐久性を獲得しています。
しかし信頼性はドライバー・ユニットにだけ存在するのではありません。キャビネットの化粧板は、通常のスピーカーの約2倍の厚さを持っています。ディナウディオのスペシャリストは、社内で開発された純天然素材による無害なにかわだけを使用します。コンター・シリーズのダンピング材には、危険な物質な全く含まれていません。実にディナウディオのキャビネットは、現在と将来にわたってまさに息を飲むような音楽以外のなにものも放出しないことを約束する独自の内部コーティングで処理されているのです。
壊れてからゴメンナサイではなく
スピーカーの最も苛酷なテストといえば、スタジオでのプロフェッショナル・ユーズを越えるものはありません。基礎から正しく作られていないものは、わずか数日で壊れてしまうこともしばしばです。このため通常のスタジオ・モニターは音質よりも堅牢性に偏る傾向があります。世界中にディナウディオのスピーカーを使用しているスタジオがたくさんあるにしても、それはそうなのです。
一方でそれは、我々のユニットが極端な音量で何時間もの再生に平然と耐えるという事実によるものでもあります。さらにスタジオ・エンジニアの敏感な耳が耐え得るスピーカーを見つけるのも容易ではありません。
ロンドンのエア・スタジオがこのことを証明していますし、東京とニューヨークのソニー・クラシックやそのDVDおよびSACDオーサリング・スタジオでも同様です。実際レコーディングやポスト・プロダクションでディナウディオ・アコースティックのスピーカーをモニターに使わずに行われた最近のハイクオリティな録音を聴くことはほとんどないでしょう。
ディナウディオ・アコースティックは確かに、録音技術者やエンジニアにとって絶対的に最高のものが必要とされるときの決定的な選択となっています。嘘を言わず欠点を隠さず、しかも快い口調で真実だけを語る。もしそれがそこにあれば、誰にでもわかるはずです。
スピーカーは語る
ディナウディオの信頼性については、多くのファンから素晴らしいお便りを戴いています。
例えばハイエンド・ディーラーでは、スタジオの水道管が破裂したときにスカンデルボルグ製のスピーカーには何の影響もなかったけれども、他のスピーカーの多くは修理不能のダメージを被ったということです。ただこれは幸運だったのかもしれません。
オランダのディスコ・オーナーの体験では、アンプの故障でウーファーのボイスコイルが焼け、振動板を溶かしたことがあるそうです。それでもボイスコイル自体は全くそのままだったといいますが、それも似たようなことでしょう。
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